小児アレルギー科menu

  1. ホーム
  2. 診療案内
  3. 小児アレルギー科

アレルギーのお子さんが増えるのにともなって研究が進み、治療方法などもこの十数年でどんどん変わっていっています。
アレルギー専門医として、 食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、花粉症、アレルギー性鼻炎などの病気について的確に診断し、新しい知見に基づいたきめ細やかな指導や治療を行っていきます。

アレルギー疾患には、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどの様々な疾患がありますが、それぞれ発症しやすい時期があります。
アレルギー疾患を一つの病気として考える「アレルギーマーチ」という考えがあります。アトピー性皮膚炎はその入り口として乳幼児に発症することが多く、ほぼ同時期に食物アレルギー、幼児期以降に喘息、アレルギー鼻炎を引き起こします。
成長とともに症状が落ち着くことも少なくありませんが、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)や症状が変化することもあります。
大切なのは、アレルギーの特徴を理解し、早めにアレルギーの進行を防ぐことです。
そのために正しい検査と診断が重要になります。自分で判断せず、ぜひ当院にご相談くださいませ。

アレルギーの診断や治療には、詳細な問診や診察が大切です。
そのため、初診ではお時間をいただくことになりますので、あらかじめご了承ください。

当院のアレルギーに対する考え方

アレルギー疾患は、日常生活に影響されます。年齢や検査結果も参考になりますが、症状や経過はお子さまごとに異なります。
お子さまやご家族の負担が少しでも軽減できるよう、お子さま一人ひとりに合った治療を選択し診療を行います。

診断書・検査データについて

診断書・検査データについて

食物アレルギーにより、園や学校給食で、食品の制限や除去が必要なお子さんのために、診断書やアレルギーの検査データを発行しています。
当院では日帰りで「食物経口負荷試験」ができます。
食物経口負荷試験とは、医師の監視のもと、原因と思われる食物を少しずつ口にし、症状が出るのか、症状が出る場合、どの程度までは食べられるのかを把握するための試験です。詳細な問診や適切な検査を行い、的確な診断書を発行します。ぜひご相談ください。

「学校生活管理指導表」用紙記入のご希望の方は、書類には事前にお名前とご提出先の園や学校名の記入をお願いいたします。
原則として、当院をかかりつけとし、定期的な通院での症状の有無や治療、経過観察を行っているお子さまとします。
当日のお渡しはできかねます。ご依頼が立て込む時期になりますと、お渡しまでにお時間を長めにいただく場合がございますので、お早めにご相談くださいませ。

「学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」とは

アレルギー疾患の特別な配慮や管理が必要な児童や生徒に関する情報を、主治医が記載し、保育園・幼稚園、学校での対応が必要になることを伝えるためのツールであり、保護者を通じて園や学校側が適正な対応を行うことができます。
アレルギー疾患は成長とともに症状が変化するため、症状等に変化がない場合であっても、毎年更新し提出する必要があります。

学校生活管理指導表ダウンロード

食物アレルギーについて

  • 原因食物が何かを特定すること
  • 原因食物をいつからどれだけ食べさせるかを判断すること

この2つが、食物アレルギーで大切なことです。

食物アレルギーについて

食べ物から摂る栄養は、子どもの成長にとって大切なものです。ですので、やみくもに除去すればいいというものではありません。
血液検査では、「アレルギーの可能性があるもの」がわかりますが、たとえ数値が高くても食べても症状が出ないものや、逆に数値は低いけれど症状が出るものもあります。

安全に、安心して食事ができるように、当院では、血液検査の結果だけに頼るのではなく、実際に食べてみて症状を確認する検査(経口食物負荷試験)を行います。この食物経口負荷試験は、当院の院内で、日帰りでできます。

食物経口負荷試験

実施日 月曜・水曜・金曜 14:00~15:00(予約制)

経口食物負荷試験中に、どの程度症状が出るのかを看護師や医師が観察し、専用の記録用紙に記録をしっかりと残しています。
症状が出た場合には軽い症状でも見つけて注意深く観察し、必要なときには適切な対応を取りますので、ご安心ください。

アトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎について

  • 適切で効果的なスキンケア
  • 正しいお薬の選択と使い方(いつ、何を、どこに、どれだけ塗るか)

この2つがアトピーの治療に大切なことです。

アトピーとひと言で言っても、赤ちゃん(乳児期)のアトピーと、子ども(幼児期・学童期)のアトピー、大人(成人)のアトピーの原因や症状は異なります。
発症の原因や、悪化因子をきちんと確認してから、治療を開始することが大切です。

またアトピーの治療には、どうしても時間がかかります。
一気に良くなるのではなく、軽快して、悪化して、軽快して…と波があります。ダメかな…と自己判断してしまうのではなく、よくなるまで、きちんと一緒に治療を継続していきましょう。

特にアトピー性皮膚炎に関しては、インターネット上にさまざまな情報があふれています。
すべての情報が間違っているわけではありませんが、民間療法やアトピービジネスには注意しましょう。

ぜんそく(気管支ぜんそく)

  • ぜんそくであることを診断すること
  • ぜんそくの症状に合わせた内服薬、吸入薬の選択

この2つがぜんそくの治療に大切なことです。

ぜんそく(気管支ぜんそく)

実は小児ぜんそくは、1回の診察では診断するのが難しい病気です。
お子さんの咳が続くとき、それが風邪なのか、ぜんそくなのかを見分けることは、評価しがたいことがあります。軽い咳でもぜんそくが隠れていることもあります。

またぜんそくの特徴である「喘鳴(ぜいめい)」は、夜間や明け方、または運動後にみられることが多く、医師の診察中に必ず聞けるとは限りません。
「苦しそうな咳をするな」「なんだか変な咳をするな」など気になるときは、積極的にご相談ください。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎

  • アレルギー性鼻炎であることを診断すること
  • 年齢や症状に合わせたお薬の選択

この2つがアレルギー性鼻炎の治療に大切なことです。

舌下免疫療法

スギ花粉とダニアレルギーに対して「舌下免疫療法」での治療ができます。
スギ花粉/ダニの成分を少しずつ体内に入れることで、スギ花粉/ダニに体を慣らし、アレルギーが起きないようにする治療法です。スギ花粉症/ダニアレルギーといった体質自体を変えてしまう可能性のある、画期的な治療法です。

スギ花粉

治療開始時期は、6月1日~11月下旬頃です。
スギ花粉が飛ぶ可能性がある時期は、治療をはじめることができません。

ダニアレルギー 一年中、いつでもはじめられます。

事前検査・治療予約は、いつでも行っております。
治療を行うかどうかも含め、いつでもお気軽にご相談ください。

その他のアレルギー性鼻炎

舌下免疫療法に対応していない花粉(イネ科やブタクサ科など)のアレルギー症状に対し、 内服薬はもちろんのこと、点眼薬・点鼻薬の処方を行います。おくすりの効果や副作用の程度は人によって異なりますので、 相談しながら一緒に決めていきます。

参考サイト

アレルギーポータル







W
E
B



keyboard_arrow_right