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アレルギーのお子さんが増えるのにともなって研究が進み、治療方法などもこの十数年でどんどん変わっていっています。
アレルギー専門医として、 食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、花粉症、アレルギー性鼻炎などの病気について的確に診断し、新しい知見に基づいたきめ細やかな指導や治療を行っていきます。

アレルギー疾患には、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどの様々な疾患がありますが、それぞれ発症しやすい時期があります。
アレルギー疾患を一つの病気として考える「アレルギーマーチ」という考えがあります。アトピー性皮膚炎はその入り口として乳幼児に発症することが多く、ほぼ同時期に食物アレルギー、幼児期以降に喘息、アレルギー鼻炎を引き起こします。
成長とともに症状が落ち着くことも少なくありませんが、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)や症状が変化することもあります。
大切なのは、アレルギーの特徴を理解し、早めにアレルギーの進行を防ぐことです。
そのために正しい検査と診断が重要になります。自分で判断せず、ぜひ当院にご相談くださいませ。

アレルギーの診断や治療には、詳細な問診や診察が大切です。
そのため、初診ではお時間をいただくことになりますので、あらかじめご了承ください。

診断書・検査データについて

診断書・検査データについて

食物アレルギーにより、園や学校給食で、食品の制限や除去が必要なお子さんのために、診断書やアレルギーの検査データを発行しています。
当院では日帰りで「食物経口負荷試験」ができます。
食物経口負荷試験とは、医師の監視のもと、原因と思われる食物を少しずつ口にし、症状が出るのか、症状が出る場合、どの程度までは食べられるのかを把握するための試験です。詳細な問診や適切な検査を行い、的確な診断書を発行します。ぜひご相談ください。

当院のアレルギーに対する考え方

食物アレルギーについて

  • 原因食物が何かを特定すること
  • 原因食物をいつからどれだけ食べさせるかを判断すること

この2つが、食物アレルギーで大切なことです。

食物アレルギーについて

食べ物から摂る栄養は、子どもの成長にとって大切なものです。ですので、やみくもに除去すればいいというものではありません。
血液検査では、「アレルギーの可能性があるもの」がわかりますが、たとえ数値が高くても食べても症状が出ないものや、逆に数値は低いけれど症状が出るものもあります。

安全に、安心して食事ができるように、当院では、血液検査の結果だけに頼るのではなく、実際に食べてみて症状を確認する検査(経口食物負荷試験)を行います。この食物経口負荷試験は、当院の院内で、日帰りでできます。

食物経口負荷試験

実施日 月曜・水曜・金曜 14:00~15:00(予約制)

経口食物負荷試験中に、どの程度症状が出るのかを看護師や医師が観察し、専用の記録用紙に記録をしっかりと残しています。
症状が出た場合には軽い症状でも見つけて注意深く観察し、必要なときには適切な対応を取りますので、ご安心ください。

アトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎について

  • 適切で効果的なスキンケア
  • 正しいお薬の選択と使い方(いつ、何を、どこに、どれだけ塗るか)

この2つがアトピーの治療に大切なことです。

アトピーとひと言で言っても、赤ちゃん(乳児期)のアトピーと、子ども(幼児期・学童期)のアトピー、大人(成人)のアトピーの原因や症状は異なります。
発症の原因や、悪化因子をきちんと確認してから、治療を開始することが大切です。

またアトピーの治療には、どうしても時間がかかります。
一気に良くなるのではなく、軽快して、悪化して、軽快して…と波があります。ダメかな…と自己判断してしまうのではなく、よくなるまで、きちんと一緒に治療を継続していきましょう。

特にアトピー性皮膚炎に関しては、インターネット上にさまざまな情報があふれています。
すべての情報が間違っているわけではありませんが、民間療法やアトピービジネスには注意しましょう。

ぜんそく(気管支ぜんそく)

  • ぜんそくであることを診断すること
  • ぜんそくの症状に合わせた内服薬、吸入薬の選択

この2つがぜんそくの治療に大切なことです。

ぜんそく(気管支ぜんそく)

実は小児ぜんそくは、1回の診察では診断するのが難しい病気です。
お子さんの咳が続くとき、それが風邪なのか、ぜんそくなのかを見分けることは、評価しがたいことがあります。軽い咳でもぜんそくが隠れていることもあります。

またぜんそくの特徴である「喘鳴(ぜいめい)」は、夜間や明け方、または運動後にみられることが多く、医師の診察中に必ず聞けるとは限りません。
「苦しそうな咳をするな」「なんだか変な咳をするな」など気になるときは、積極的にご相談ください。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎

  • アレルギー性鼻炎であることを診断すること
  • 年齢や症状に合わせたお薬の選択

この2つがアレルギー性鼻炎の治療に大切なことです。

スギ花粉とダニアレルギーに対して「舌下免疫療法」での治療ができます。
スギ花粉/ダニの成分を少しずつ体内に入れることで、スギ花粉/ダニに体を慣らし、アレルギーが起きないようにする治療法です。スギ花粉症/ダニアレルギーといった体質自体を変えてしまう可能性のある、画期的な治療法です。

スギ花粉

治療開始時期は、6月1日~11月下旬頃です。
スギ花粉が飛ぶ可能性がある時期は、治療をはじめることができません。

ダニアレルギー 一年中、いつでもはじめられます。

事前検査・治療予約は、いつでも行っております。
治療を行うかどうかも含め、いつでもお気軽にご相談ください。

2024年スギ花粉飛散予測

飛散開始時期

2024年のスギ花粉飛散開始時期は2月上旬と、例年並みか例年より早くなる見込みです。
スギ花粉は、わずかな量が飛散開始時期より前に飛び始めるため、花粉症の方は、1月のうちから対策を始めるとよいでしょう。

飛散量

今年の飛散量は、大量飛散だった前シーズン(2023年)と比べるとやや少ない見通しですが、例年(過去10年の平均)に比べると、やや多い飛散量と予測されています。
花粉症は花粉飛散量がある一定のレベルまで上昇すると発症します。万全な対策を行って花粉シーズンをお過ごしください。

» 春の花粉飛散予測:日本気象協会 tenki.jp

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